PROCESS
進め方
要件定義書からではなく、実際に流れている資料とデータから始めます。何が起きるかが先にわかっているほうが、判断しやすいと考えていますので、各工程の所要と役割分担を公開しています。
一
現状の業務を確認する
ヒアリングシートに記入していただくのではなく、実際に流れている書類とデータを見せていただきます。言葉での説明と、実際のファイルの中身はしばしば違うためです。
二
構築範囲を切り分ける
システムとして構築する範囲と、運用ルールで対応したほうが早い範囲を分けます。ここの判断で、かかる費用と期間が大きく変わります。此の段階で見積もりを提示します。
三
限定した範囲で構築する
全体を設計しきる前に、いちばん手間のかかっている一工程を動く形にして、実務で使ってもらいます。使ってみて初めてわかることを、早い段階で回収するためです。
四
評価と調整を繰り返す
「うまくいっている」を感覚ではなく判定できるように、出力を評価する基準を決めます。その上で、運用で実際に出たデータを見ながら調整します。
五
運用に引き渡す
社内の担当者が自分で手を入れられる状態にしてから離れます。作った側だけが触れるシステムにしないことを、最後の工程として明示的に置いています。
この進め方にしている理由
AIを使った開発は、作り切ってから使ってみると想定と違った、ということが起きやすい領域です。入力のばらつきが大きく、正解が一つに決まらないことが多いからです。
そのため、先に全体を設計して一度に納品するのではなく、対象を絞って動かし、実務で確かめてから広げる順序にしています。この進め方なら、途中で方向が違うとわかったときの損失が小さく済みます。